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6 方言が人気に!? 愛媛のファミマで“伊予弁”をしゃべるATMがサービス開始

ファミリーマート
方言を使えば心もほぐれる!? ご当地言葉の良さを知れば、地域が活性化されるかもしれないという件!?

アナ雪と妖怪ウォッチの共通点とは?


「日経トレンディ」の「2014年ヒット商品ベスト30」が発表になりましたね。なんといっても今年のヒットは「アナと雪の女王」と「妖怪ウォッチ」に尽きると思うのですが、この2つには共通点があることをご存知ですか? そう、どちらも歌が魅力的ということですよね。レリゴー(アナ雪の劇中歌「Let It Go ~ありのままで~」)も、「ようかい体操第一」(妖怪ウォッチのエンディングテーマ)も、どちらもすぐに覚えられるぐらいに親しみやすい! それでみんな「歌ってみた」り「踊ってみた」りして、動画をYouTubeなどにアップしちゃうわけです。

その中でも特に面白いのは、レリゴーを各地の方言で「歌ってみた」動画。探してみるとたくさん見つかります。東北地方では津軽弁や岩手弁、関東甲信越では群馬弁や山梨県の甲州方言、中国地方では島根県の出雲弁、九州・沖縄では福岡県の博多弁や田川弁、鹿児島県の鹿児島弁や徳之島方言、沖縄口( ウチナーグチ)や沖縄方言まで、様々なバージョンの動画がアップされています。

歌詞を比較してみるだけでも面白いので、ざっと紹介してみましょう(ラストの「レリゴー(これでいいの)」の部分)。

♪津軽弁(青森県)
 これでいがべ わぁば好ぎさなって
 これでいがべ わぁば信じじゅ
 まんつこく まんつこく ケッパレよ
 わんつかも しばれでねじゃ

♪岩手弁
 いがすぺいがすぺ すったつどばんあげだおん
 いがすぺいがすぺ めんけぇぼんずだばもはいねんだおん
 おれぁこさつったってだすさあだっでまっかじぇおめなすぐふげじゃ
 おれぁすばれのはれぁできぃやまさぇねでぁ

♪群馬弁
 はぁいいだんべ 自分を好きになるら
 ほれはぁよかんべ 自分(ずぶん)信じるだがや
 なんも おっかなくねぇべ 世話ねぇ わっきゃねぇ
 ちぃっとも寒(さび)かねんさ

♪甲州弁(山梨県)
 こぉでええさ おらを好きになるんじゃ
 こんでいいな 自分信じとぅ
 光あびながら 歩きだそぅだ
 いっさが寒(さぶ)くねぇじゃ

♪出雲弁(島根県)
 これでええわ 自分(ずぶん)を好いてぇになって
 これでええわ 自分(ずぶん)を信(すん)ずぅいてぇ
 光あびながら 歩きだそう
 つっとだい寒ことねぇわ

♪博多弁(福岡県)
 こいでよかと 自分ば好きんなって
 こいでよかと 自分ば信じて
 光ば浴びながら 歩きだそう
 いっちょん寒くなかばい

♪田川弁(福岡県)
 これでいいっちゃ 自分を好いちょって
 これでいいっちゃ 自分信じちょって
 光ば浴びながら 歩かんかい
 少しも寒ないっちゃ

♪鹿児島弁その1
 これでよかと わがを好きになっせぇ
 これでよかと わがを信じせぇ
 光にあたいながら あゆんで行っと
 ひっとも 寒(さん)かは無か

♪鹿児島弁その2
 こいでよかん あたいを好きんなって
 こいでよかん あたいを信じて
 光あびながり 歩きだそう
 ぐっちょん寒くなかばい

♪徳之島方言(鹿児島県)
 くりしたーりよー どぅぬくとぅ好ぃきゅんがねしなーてぃ
 くりしたーりよー どぅぬ思たんがねし
 明ーがり被(か)んびがちゃん あっかでー 
 にゃんぐぁちょん冷(ひ)ぎろくねんだー

♪沖縄口(ウチナーグチ)
 くりさーにしむん わんどぅしちになてぃ
 くりさーにしむさ わんどぅしんじてぃ
 てぃーだあたいがちな あっちはじみら
 くーてぃんふぃーくねーらんせ

♪沖縄方言
 うっさししむさ どぅーなー愛(かな)さし
 うっさししむさ どぅーなー信じてぃ
 あかがい照(てぃ)らさってぃ 歩(あ)っちー行かな
 ぬーんひーこーねーらん

方言が人気をサポート!?


なんか方言で歌われると、とても可笑しみや親近感が湧いてきて良いですね~。この他にも古文訳詞なんていうのもあって(ま、ネタでしょうけど)、とにかく日本語の豊かさが実感できることは確かです。

それで何が言いたいのかというと、このようにローカライズしやすいところがアナ雪のヒットの一因でもあったのではないのかな? と思うのです。そもそもはデンマークの童話作家・詩人ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話「雪の女王」が原作ですけど、それがミュージカルになると自然に共感できるというか感情移入してしまう。さらにディズニーは各国語の吹き替えバージョンを作ってローカライズしているわけですね。それをさらにユーザーが方言で「歌ってみた」ものを拡散する。実は細かいヒットの草の根運動が誘発されているような気がするのです。

そしてコンビニのサービスでも、そのようにローカライズされたサービスが出てきました! なんとコンビニのATM(現金自動預け払い機)が、方言をしゃべるというのです~(笑)。ファミリーマートでは、愛媛県松山市内にある店舗60店に設置しているイーネットATMで、伊予弁による音声対応を2014年11月19日(水)から開始しました。ユーザーが持っているカードの種類を問わず、利用すると以下の2種類の挨拶を松山の方言で聞くことができます。


● いらっしゃいませ
⇒ ようおいでたなもし

● ありがとうございました、またお越しください
⇒ だんだん、またおいでんか


このような伊予弁による音声対応を取り入れる事で、より地域に根差したサービスの提供をしていきたいということです。実はファミリーマートでは、これに先駆けて2012年7月から沖縄本島内で、2014年11月からは石垣島内で、それぞれ沖縄方言によるATMの音声対応を実施してきていて大変好評だそうなのです。特に石垣島では、ファミリーマートの初出店によって島内で初めてATMが設置されたこともあり、ATMの認知度向上を目指して、ご当地言葉での音声案内を企画したのだとか。なお、声を担当したのは石垣市出身の元プロボクサー・具志堅用高さんで、以下の沖縄の方言を聞くことができます。


● いらっしゃいませ
⇒ いらっしゃいませ。オーリトーリ。

● ありがとうございました、またお越しください
⇒ ありがとうございました。ニーファーユー。

※同じ意味の言葉を、標準語と方言の2通りで案内


普通のATMって、味もそっけもない感じがありましたよね。こうしたちょっとした工夫でも、楽しく心がほぐれて良いかもです。最近、フェイスブックも関西弁が設定ができるようになって話題になりましたが、ご当地言葉の良さがもっと見直されれば、地域も活性化できるのではないのかな?
(コンビニウォッチ!編集部)
[ 2014年11月20日掲載 ]
※ご紹介している情報は記事掲載日現在のものです。コンビニの商品やサービスは、売れ行きや地域などによって変更になる場合があります。最新の情報はコンビニ各社の公式サイトでご確認ください。
hahman. tmさん
2014年11月23日 04:52
good