コンビニおにぎりを買って、店員さんに「あたためますか?」と聞かれる店舗と聞かれない店舗があるという。そこで知りたい地域別の実態が明らかに!?
南方のコンビニは人情に篤い!?
このコンビニ情報サイトを始めた頃からずっと気になっていたネタなんですけど、「おにぎり温めますか?」問題というのがあって、各地方によって“温める派”と“温めない派”に二分されているという噂がYahoo!知恵袋なんかで散見されていたわけですね。どういうことかもっと詳しく説明すると、コンビニおにぎりを買った時に店員さんが「おにぎり温めますか?」と聞いてくれるかどうか、それが接客マニュアルとしてデファクトスタンダード(事実上の標準)なのかどうかというのが議論になっていたのです。
それでよく読んでいくと、「温めますか?」と声掛けをしてくれるのは「どうやら沖縄だけみたい」とか「いや、九州でもあるよ」とか、なんとなく南方は“温める派”が多いという声が多くて、寒くない地方なのにどうして? 人情に篤いから? とかいろんな憶測が飛び交っていました。でも、正確なところ、誰にもわからなかったのですね。それで結局どうなんだろ!? と思いながらも、ずっと引っかかったまま放置していたのです。ところが、なんとローソンがそれを徹底調査をしてくれました! それが「おにぎりあたためますか?大世論調査」なのです(サイト参照)。
「あたためない派」より「あたためる派」が多い
この調査は、ローソンが11/11(火)~11/30(日)に行っている「おにぎりあたためようキャンペーン」の一環で、誰でもツイッターのアカウントがあればアンケートに参加できるのです。自分が“あたためる派”か“あたためない派”に応え、年齢・性別・居住地を選択すると、それがそのまま全国の統計データとしてサイトに反映されるというわけ。
なお、アンケートに協力すると「おにぎり各種30円引クーポン」が発行され、ローソン店頭のLoppiでクーポンコードを入力すればクーポンを発券することができます(パソコン利用の場合は画面を印刷して持参)。クーポンは先着5万名限定ですけど、11/28現在まだ発行できましたから、キャンペーン最終日まで大丈夫かも!?
それで肝心の調査結果なのですが、以下のようになっています(2014年11月28日現在)。
「あたためる派」 5559人
「あたためない派」5250人
大体半々な感じなのですが、「あたためる派」の方が多いというのはちょっと意外。内訳を見てみると、「あたためる派」が多いのは、北海道・青森・宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬・新潟・広島・山口・福岡・熊本・鹿児島・沖縄など。一方、「あたためない派」が多いのは、東京・神奈川・愛知・岐阜・京都・大阪・兵庫など。都市部では「あたためない派」、地方では「あたためる派」という傾向があるみたいです。特に「あたためない派」の倍以上「あたためる派」が上回っているのは、北海道と沖縄と出ました。
なお、年代別では「あたためる派」が多いのは20代・30代、「あたためない派」が多いのは10代・40代・50代となっています。
おにぎりは温めた方が美味しい!?
さて、ここまではユーザー側、つまりお客さんの立場から、コンビニおにぎりを温めるのか/温めないのかといったお話でした。しかし一方、コンビニ側では「あたためた方が美味しい」おにぎりにこだわってもいるんですね。ローソンが「おにぎりあたためようキャンペーン」をしているのも、そのためなんです。
ローソンによると、おにぎりをあたためると美味しい理由として、以下の3点をあげています。
● おにぎりにはあたためると脂の旨味が引き立つ具材がある。
● 炊きたての白飯(新潟産コシヒカリ)で作った握りたてのふっくらした食感が出る
● あたためることで米が粒立ち、塩の旨さが引きたつ
これはローソンの「おにぎり屋」シリーズの解説ですが、「牛中落ちカルビ」168円(税込)や「銀だら照焼」189円(税込)など、もう写真を見ただけで脂の旨味を想像してよだれが出てきそうなおにぎりです。
■「新潟コシヒカリ牛中落ちカルビ」168円(税込)
焼肉店でも人気の部位「中落ちカルビ」をフルーティーな甘辛いタレで仕上げ。歯ごたえがありながらも柔らかい食感が魅力。
■「新潟コシヒカリ銀だら照焼」189円(税込)※沖縄地区除く
高級食材「銀だら」を甘めの醤油だれに漬け込み、じっくりと照焼に。タレにはアクセントに生姜を加え、濃厚ながらも上品な甘みを感じさせる贅沢な逸品。
ちなみに、こうした温めて美味しく食べられるおにぎりには、目印として「温」マークがついているので、ぜひ試してみたいですね。
さらにあたためると美味しいおにぎりとして注目なのが、今年発売された以下の3品。あたためることでもち米のもっちり感が楽める“おこわ”“赤飯”系おにぎりです。
■「中華ちまき風おこわ」139円(税込) ※沖縄地区除く
人参・椎茸・干し海老・筍・豚タン下ともち米を、帆立やアサリの海鮮エキスを配合したタレで蒸しあげて味付け。その後、さらにXO醤のたれや海老の風味を引き立てたタレで香り付け。2回にわけて蒸すことで、味と香りを引き出した手間の入れよう。
■「牛ごぼうおこわおにぎり」140円(税込) ※沖縄地区除く
甘辛いタレで炒めた牛バラ肉の濃厚なうまみ、笹がきにしたシャキシャキごぼうの食感が、もちもちのおこわとからみあう。素材それぞれの良さを一つにまとめたコラボレーション。
■「十勝小豆たっぷり赤飯」129円(税込) ※沖縄地区除く
十勝産の小豆を100%使用した。小豆の煮汁を使ってもち米を蒸しあげ、表面に粒の大きい塩を使ったごま塩をふりかけた一品。
もち米には粒立ちが良く、時間が経っても硬くなりにくい「北海道産風の子もち」に厳選して使用。また、パッケージを新たに開発しています。電子レンジで温めた際に発生する余分な水分がもち米につかないように、加熱で発生した蒸気を包装のミシン目から排出し、水滴がフィルムとフィルムの間に留まるようにしたとのこと。
「おにぎりあたためようキャンペーン」のサイトでは他にも、人気お料理番組の“まいんちゃん”福原遥さんのおにぎりあたため運動応援スペシャルムービーや、味覚研究者の味博士があたためることで味覚の変化するコンビニおにぎりの秘密を徹底分析した解説コラムなど、コンテンツも充実しているのでぜひ覗いてみると良いと思います。
コンビニおにぎり専用温め器も!?
さて、コンビニおにぎりは温めたら美味しいという話をしてきたわけですが、もし近くに電子レンジがない! という場合でも温められる専用器具が発売されたのでご紹介します。その名もサンコー「USBあったかオニギリウォーマー ブラウン」1,280円(税込)。パソコンのUSBポートから電源を取って、いつでもホカホカのコンビニおにぎりが食べられるという専用の温め器。コンビニおにぎりにジャストフィットするおにぎり型ポーチの中に装備した2枚のヒーターにより、最高60度まで発熱。ただし、所要時間は15~30分程度(!?)ということなので、あくまで電子レンジがない場合、時間のある時にどうしてもおにぎりを温めたいという人向けでしょうか(笑)。(コンビニウォッチ!編集部)
ローソン「おにぎりあたためようキャンペーン」サイトサンコーレアモノショップ「USBあったかオニギリウォーマー ブラウン」
価格 : 1,280円(税込)
サイズ : 幅95×奥行き50×高さ80mm
重量 : 55g
電源 : USBにより給電
付属品 : 本体、USBケーブル(140cm)
最大温度 : ~60度
パッケージサイズ : 幅115×奥行き50×高さ175mm
重量(パッケージ含む) : 110g
保証期間 : 3カ月
[ 2014年11月28日掲載 ]
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